相互理解が足りなくても家族は家族

今日は「地球防衛家族」を観ました。
いきなり「今日こそ離婚届に判を押して」
から始まる重たい雰囲気の中、宇宙のどこぞの団体から
「地球を防衛するヒーロー」に任命されてしまった
ある家族のストーリー。

今まで見てきた「家族」をテーマにした作品の多くは
不幸な展開や死をエピソードに持ってきて涙を誘うものばかりでした。
それと比べてこの作品は異質。作中の台詞で「うちのマンション」
といってますが、棟は10階くらいの造りで間取りを見るに
公団住宅にしか見えません。パパはPCをカタカタやっている
デブでメガネで気弱なサラリーマン、ママは美人で若々しいけど
家庭に無頓着で超強気、家事は娘に任せっきりのキャリアウーマン。
娘は中3で家事全般を任せられ、自分の境遇に不満タラタラ。ルックスは並。
息子は小3でスケベで活発なチビ。とてもチグハグな家族。

戦闘シーンも普段のシーンもとにかくアニメーションが激しく、
とにかく動きます。気持ちがバラバラな家族が行動もバラバラで、
たまに一致団結するのが面白いです。最後以外は一話ごとに起承転結で
収まっているのも良いです。使った兵器の額は報酬から差し引かれて
儲るどころか結果として億単位での借金を抱え、
兵器をなるべく使わないように節約する展開、
妻は職場で一緒になるフリーのカメラマンと、
夫は息子の担任といい仲になってそれぞれ不倫してしまったり、
本当にバラバラなんだけど何となく纏まるのが「本当の家族」なんだと思いました。
ママは35歳の誕生日を迎えますが、若いなあ。ビンゴだなあ。
性格最悪だけど。

EDの新居昭乃さんの歌がノスタルジックで堪りません。
この家族にも「理想の家族」の時期があったのが伺えます。

ネットでの情報が少ないのは評価されなかったということでしょうか。
止め絵ばかりが奇麗で使い古された感動を押し売りした紙芝居より
こういった「アニメ作品が」評価されるべきなのに。

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