世界が広がる

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ネットで注文した
「ファンタジスタドール イヴ」
「ファンタジスタドール~プレリュードかがみ~」
が届き、早速読破しました。

「プレリュード~かがみ」は、戸取かがみが委員会から
うずめのカードを狙う司令を受ける前に起きた
とある出来事を描いたお話です。
かがみが他人に厳しい言葉を放ちつつも
本質的には優しくて良い子の面がこの漫画作品には
強く出ていて、かがみスキーは買って読むと宜しいです。
この話の後でアニメの第一話に続きます。
ストーリーとは関係ありませんが、巻末の
アフレコ現場見学の漫画が気になりました。
今のアフレコ現場ってああいう感じなのか、と。

「ファンタジスタドール イヴ」は異色の作品。
後に「ドール」の開発者の一人となる大兄(おおえ)太子という
一人の男の半生を描いたダークな小説です。
本は薄っぺらいのに内容が濃くて、のっけからの官能的表現に
非情に驚かされました。大兄は女性の体というものに対して
一種の倒錯した感情を持っている事を認識し、う、
その葛藤の中で孤独に勉学に勤しんで生きてきた大兄は
大学生になってからは人間味のある同期、聡明ながらも
一般的思考の持ち主である後輩の女性との出会いで
まともな人間としての生活を謳歌し始めていましたが
それはどこか違和感のあるものでした。
そんな中、院生時代に越智という一人の男と出会い、
自分の本質の「女性の体だけに興味がある」というのを
初めて他人に指摘されました。最初こそ受け止められませんでしたが、
後輩の女性のアピールを何年も見ないふりしていた所為で
他の男と交わっていところを目撃することになり、
「人」の道から外れていきました。
予定調和的な作品ばかり見ていた私としては
この結末に喪失感を覚えました。
しかし女性に対するこの倒錯した感情がファンタジスタドールの
原点になっているとは。データを実体化させる
特殊な理論と研究が単純に軍事転用されずに
女の子を作り上げるだけに留まっている理由もはっきり分かって
その点についてはスッキリしました。



アニメとしての「ファンタジスタドール」の売上が
かなり低かったのは残念です。漫画や小説も含めて
世界観が本当によく出来ています。
年末の声優イベントが最初で最後のイベントになりそうで、
それも勿体無い。

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